発明原理 No.9 | あらかじめ逆のことをしておく

加熱すると縮むフィルム

熱収縮フィルムは、熱を加えると縮むフィルムです。ペットボトルの包装などに使われています。
このフィルムは、製造工程でフィルムを無理やり伸ばして作っています。製造工程で無理やり伸ばされているので、熱をかけて自由にしてあげると、戻りたかった元の形に縮んで戻ります。
電気配線の絶縁に使う熱収縮チューブも同様の工程で作ります。

一方で、加熱をせずに縮めることができるチューブもあります。それは、スパイラルチューブの外側に径方向に縮みたがるチューブをはめたものです。
外側のチューブは径方向に縮もうとしていますが、この状態では内側をスパイラルチューブに支えられているため縮めません。スパイラルチューブを取り除くことにより、外側のチューブを縮ませることができます。
施工現場で熱を使わなくてよいのがメリットです。「常温収縮チューブ」や「コールドシュリンクチューブ」と呼ばれています。

いずれも、縮めたいフィルムやチューブをあらかじめ逆に伸ばしています。あらかじめ逆の動作をしておく、という解決方法です。
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