発明原理 No.24 | 仲介物をつかう

空気を使って針孔に糸を通す
針孔に糸を通すのは一苦労です。
ベビーロックSakuraでは、空気と一緒に糸を針孔に吸い込むことで、簡単な糸通しを実現しています。
空気を仲介物に使って糸を引きこむ、という解決方法です。
株式会社ベビーロック
https://www.babylock.co.jp/
吊り橋のつくりかた
川を渡る吊り橋をつくるには、太くて重いケーブルを川に渡す必要があります。ヘリコプターでケーブルを運びたいところですが、重すぎて運べません。
そこで、まずヘリコプターを使って細く軽いケーブルを向こう岸に渡します。つぎに、細いケーブルに太いケーブルを接続し、細いケーブルを引っ張ることで太いケーブルを向こう岸に引き上げます。
最初に使うケーブルはパイロットケーブルと呼ばれます。その名の通り、後から来る太く重いケーブルを案内(パイロット)します。
太いケーブルはヘリコプターで運ぶことができませんが、細いパイロットケーブルを仲介物として使うことで橋をかけることができるのです。

川田工業
https://www.kawada.co.jp/technology/gihou/pdf/vol02/02_gijyutu01.pdf
砂を詰めてパイプを曲げる
パイプを曲げるときに、パイプが潰れてしまうことがあります。対策として、マンドレルと呼ばれる治具が使われます。この治具は、数珠のように玉がつながった構造をしています。この治具をパイプの中に入れた状態でパイプを曲げることで、潰れを防止します。

一方、パイプの中に砂を詰めて曲げることでもこの問題は解決できます。
砂を詰めた後のパイプは端部を封止する必要があります。これは、パイプを曲げた時に砂がパイプから出てしまわないようにするためです。


砂によりパイプの内部が傷ついてしまうというデメリットもありますが、曲げる形状に合わせた専用の治具を作らなくてよいのがメリットです。
少量生産の部品や一品ものの製作に適しています。パイプの内側を直接支えるかわりに、力の伝達を仲介する砂を使うという解決方法です。
三宅工業株式会社
https://miyake.co.jp/benderstrength
有限会社ファインテック
https://kentech.co.jp/case/core-metal/